【ドキュメント72時間】津軽のプレハブのそば屋は鹿内そば屋(梵珠そば)！メニューやレビューは？

2025年6月12日 2025年6月13日

NHK『ドキュメント72時間』の2025年6月13日の放送では、

今話題のプレハブそば屋・鹿内そば屋(梵珠そば)に72時間密着していました。

津軽のプレハブそば屋「鹿内そば屋」って何？場所・営業時間・アクセス

鹿内そば屋の住所は青森県五所川原市中央1丁目65です。JR五所川原駅から歩いて10〜16分くらいで、ビッグエコー横の空き地に建っている簡易プレハブが目印になります。

専用駐車場はないんですが、周りにコインパーキングがいくつかあります（市営中央駐車場など）。車で行く場合は国道339号から市役所方面に入って、中央通りを北上すると右手に屋台の明かりが見えてきますよ。

営業時間は20:30〜翌3:00で、定休日は日曜日です。深夜帯に働いているタクシー運転手さんや飲食店スタッフの方に温かい一杯を提供するために、この時間帯を40年以上続けてきたんです。

大型連休や立佞武多（8月上旬）の期間は22時台に行列ができちゃって、そばが売り切れ次第で閉店することもあります。

店主の鹿内ふさえさんは35歳で義妹のワゴンそばを引き継いだんです。五所川原工業高校前で「工業の前」って呼ばれていた屋台を経て、2023年秋に今のプレハブに移転しました。

「おいしい一杯で明日も頑張れると思ってもらえたら」って語っていて、氷点下でもストーブを焚きながら深夜営業を続けています。今や80歳を超える"津軽の母"として慕われているんです。

レギュラーメニューは下記の3つだけ。価格は2025年5月時点のものです。

冬の時期は「けの汁」や「根菜入りおでん」が不定期で登場する年もあります（張り紙で告知されます）。

物価高騰で2023年にそばを450→500円に値上げしたものの、深夜料金込みでワンコインなのは本当に破格ですね。弘前市内の立ち食い平均650円と比べても約23％安い計算になります。

各種ブログやX（旧Twitter）では「出汁がしみる」「500円で幸せ」って絶賛されています。平均評価は★4.0前後で、特に冬に訪れた投稿が多いんです。

口コミをテキストマイニングしてみると、上位キーワードは「昭和レトロ」「灯り」「ふるさと」「ほっとする味」でした。味覚だけじゃなくて心理的な"帰巣本能"を刺激していることが分かります。

番組ではゴールデンウイークの帰省ラッシュに合わせて、72時間カメラを固定していました。「りんご農家の姉妹」「東京からUターンした親子」など6組の"物語"が登場したんです。

放送の翌週、Googleトレンドで「鹿内そば屋」が検索急上昇ワード県内1位になりました。店前には行列が通常の1.5倍になって、そばが午前1時に売り切れた日もあったんです。これは店主さんへのインタビューで確認できました。

鹿内そば屋は、安くて旨い"B級グルメ"を超えて、ふるさとを味わう装置でした。場所は駅近、メニューはワンコイン、店主は80歳現役です。深夜の津軽に立ち寄れば、湯気に包まれて「帰ってきた」って実感できるでしょう。

次の一歩

津軽の夜に灯りがともる限り、あなたの"帰る場所"はここにあります。